Last Updated on 2022年9月3日 by かんりにん
上品でスマートな一杯
本日横浜の南共済病院の近くに移転オープンした『岳家』さんへ訪問です。
住所だと六浦東ですが、最寄り駅は追浜、16号沿いに徒歩6~7分の距離でした。
11時35分頃の到着で満席&外待ち2名、行列に続きます。あいにくの悪天候で雨が降ったりやんだりw
お店の周辺にはそこそこの大きさのコインパーキングが16号を挟んで2か所あるので、クルマでのアクセスも良いです。
20分ほど待ったのち店内に案内され、ラーメン並と味玉を注文。こちらは券売機は無しの口頭注文・後会計のスタイル。
調理は店主の方のワンオペで、ホールと会計に女性の従業員の方がお二人。ご家族での営業でしょうか。
モノトーンとウッドを組み合わせたモダンな店内で、カウンターの上部にブランデーと思しき箱が並んでいます。これはオシャレだ…(09/18現在はお酒は提供していません)
ドンブリも白い紡錘タイプの”今風”なもの。
こちらは家系ラーメンの先輩・師匠に伺っただけの又聞きですが、もともと港南台で営業し、その後名古屋へ移転、そして今回六浦に移転という流れで、『横浜に戻ってきた』というのが正しいようですね。
また丸山台の『はま家』さんがこちらの出身とのこと。
戸塚~下永谷~港南台~上大岡とその周辺は子供のころから馴染みがあるのですが、ラーメンに関してはあまり詳しくない地域だったりします(^_^;)
歩道に飾られた開店記念の花束にも『名古屋常連一同』とあり、人気をうかがわせました。
そんなこんなで6~7分ほどでドンブリをいただきます。
スープ:
お店の案内にもある通り鶏ガラ・野菜を使わず豚骨だけで炊いているスープとのこと。豚骨の匂いが立ち上ってきます。
わずかに粘度があり滑らかで、ライトというよりはマイルドに感じられます。また醤油もとてもおとなしく、塩分の主張も少な目。
名古屋のお店のレビューを見たところ、マイレビュアーさんのレビューがあり『鶏油を入れるのではなく、スープの中に閉じ込めている』との記述があり
実際『なんとなく甘みがある気がする』程度で、あいにく自分の舌ではきちんと感じ取ることはできませんでした(´・ω・`)修業が足らない…
麺:
角の目立つ中太ストレート麺はコシとしなやかさが特徴的な茹で加減。小麦の風味もしっかりしています。
コシがしっかりしていたので長多屋の麺かなと思ったら、会計時に麺箱を見てみたら中根製麺と表記がありました。相模原の会社のようですね。
具:
海苔は青みのあるやや薄手のもの、スープに沈ませて麺を巻くと磯の香りがする、食欲をそそるタイプ。
豚バラのチャーシューはスープに沈んでるものの、引き上げるとなかなかの大判。味付けは控えめながらしっかり煮込まれてホロホロ。
ほうれん草はしっかり絞ったクタれん草で、ボリュームはやや多め。
味玉はスープ・チャーシューと比較して濃いめの味付けで、結果としてドンブリの中で最も主張が強くなってました。
薬味の白ネギは少な目ながら、醤油がおとなしいので相対的に辛みが目立ってました。薬味らしい仕事をしているとも言えます。
まとめ:
全体に品の良さを感じるスマートな一杯でした。
ほかのお客さんの注文と店主さんのやり取りを聞いていたところ、チャーシュー麺だと複数のチャーシューをトッピングしているようなので、次回はチャーシュー麺にチャレンジしたいところ。
帰りは12時を過ぎてましたが行列が10名ほどに延び、雨天にもかかわらず知名度と人気を感じさせました。
そんな感じで、ご馳走様でした~