Last Updated on 2022年9月4日 by かんりにん
本日の寄り道ラーメンは、以前から気になっていた『 ラーメン大将 』六浦店です。
金沢八景駅の駅舎がどんどんモダンになって、まだまだ工事中ながら、すっかり駅前も変わりましたね。
お店は環状4号線沿いにあり、地図で見たらそこそこ遠く感じましたが、思ったほどの距離ではなく、自分の足で10分弱程度で着きました。
看板に照明がなく、危うく通りすぎそうに( ̄▽ ̄;)
20時半頃の到着で先客4、後客2。
注文はラーメン並に海苔増し、半ライスの黄金コンビ♪
カウンターについて食券を渡し、ふと見るとカウンターのL字の角周辺になぜか工事用の赤いコーンが(゚Д゚;)修理中でしょうか?
寸胴鍋は大きいものが4つも並んでおり、ガラをしっかり煮込んでいます。奥には大橋製麺の木箱があります。
3分ほどでライス、つづけてラーメンをカウンターからいただきます。
青磁のドンブリは底に向かってストレートなタイプではなく、底のほうに丸みがあり、ボリューム感があります。
スープ:
決して濃厚ではないながら薄さもなく、いささかの不足も感じない出汁。豚と鶏のバランスも良好です。
醤油はややライトでかどが円いタイプ、この出汁と醤油の組み合わせは、いくらでも啜れるタイプのスープです!美味い!
鶏油は少なめなため甘味は少な目ながら風味の主張がしっかり。全体的には下永谷の本牧家本店や、仲木戸のおーくら家に近いものを感じました。
麺:
大橋製麺の麺は細めのストレートタイプで長さもそこそこあり、啜りやすい一方で茹で加減ふつうでややクニクニ。
小麦感も割とあります。家系麺よりは味噌ラーメン店などで使われていそうな感じ。
具:
海苔は増して8枚、ケバのあるタイプで風味あり、浸しても破れないのでとんこつ海苔巻き向き。
ほうれん草は少なめで味も弱めですが、代わりにネギがそこそこの盛り付けでバランスを取っています。
刻みたての青味があり、しっかりした主張。これはトッピングでネギ増しを試したくなりますね!
スープに沈んでますがチャーシューは厚みのあるパサタイプ、味付けはやや濃いめで、こちらもライトなスープと対照的に存在感があります。
まとめ:
麺を除いて家系の要素をしっかり感じさせるラーメンながら、寿々喜家とその出身店のようなモダンクラシカルとは異なり『食べやすいスマートさを持ちながら、(良い意味で)古さを残している』トラディショナルな印象。
不思議と『家系』にカテゴライズするのが憚られる(というより、ラーショや”家系以前”まで遡るものを感じた)ものがあり、強いて喩えると『伝統的横浜とんこつ』といったところでしょうか。
若手のスタッフさん2名は接客良し、挨拶もよく、店内・外観ともになかなか年季が入っている一方で、枯れた雰囲気を感じさせないお店でした。
ご馳走様でした~