Last Updated on 2022年9月21日 by かんりにん
食べログで大森、平和島あたりのお店を物色していたらたまたま家系のお店を見つけたので、訪問してみました。
平和島の駅から5分ほどの立地で、近くに吉野家やゆで太郎があります。
20時ごろ入店先客ゼロ、後客1、大陸系とおぼしきスタッフお一人での切り盛りでした。
注文はラーメン並(700円)に半ライス(100円)、お好みはすべて普通で。
待っている間に店内を見回して気づいたところは…
・給水機無し、代わりに券売機の横のテーブルにお茶のポットあり。そしてカウンターにあるポットはなぜか水(?)
・ニンニク・生姜・豆板醤の『家系薬味トリオ』はカウンターにもテーブルにもなく、ポットのあるテーブルに1セットだけ用意されてました。なのでカウンターの薬味は胡麻、胡椒、餃子用とおぼしき醤油、辣油、お酢などです。
スープは寸胴で炊き出してますが、ガラを濾すためなのか、雪平鍋をずっとカンカンやってて、テレビもBGMもない店内に響き渡ってます。
しかもどんぶりの上でもカンカンやっていて、カウンターを越えてとんこつ出汁のカスが飛んできた!
この演出はなんなんだろう?似たようなアクションをしているお店はあるのかな?
製麺所は確認できず、麺あげはテボでした。
客がいないのに食券を出してからどんぶりを受けとるまで、10分近くかかりました。火を落としていたのかな?
どんぶりのフチの白いのは一見チャッチャ系かと思いきや、背脂ではなくとんこつ出汁のアクでした。
スープ:
見るからに『THE・壱系』な、白さが目立つスープは豚骨オンリーと思われるマイルドな口当たり。
ところが麺を反すと醤油の濃い色が!麺も茶色に染みていて、しっかり醤油が効いていました。
一方でスープがマイルドなので、醤油もカドの取れた味付けになってます。なかなかバランス良し!
アブラは鶏油とは違う甘味があり、かつ風味は無し。もしかしてラード?ちょっと気になる部分。
鶏油は家系の主要な構成要素なので、このアブラは好みが分かれるかもしれません。
麺:
家系としては太めの縮れ麺、茹で具合普通で少しのモチ感に染谷製麺をイメージさせるややボソ感があり、なかなか悪くないです。
具:
海苔は青みのあるケバタイプ、浸してもギリギリ破れず、とんこつ海苔巻きもオッケー。
バラチャーシューは1センチほどの厚みがあり、いかにもバラらしい、コクのあるタイプ。味付けも程よいです。
クタれん草はそこそこのボリュームあり。風味はないけどややシャキな食感。ネギはそこそこの量が散らされてました。
ライスは小振りの茶碗ながら山盛りで、100円なりの量。券売機の横のテーブルにある豆板醤を盛って、いつもの海苔巻きスタイルに。
全体的には、子安のすずき家を連想させるような味付けでした。
それにしても雰囲気が何とも微妙で、なにもBGMが無い中で雪平鍋を叩く音が耳障りだし、口の重そうなスタッフさん(愛想は良い)、商売っけが無いというか、よくも悪くもマイペースというか、お一人様だとキツいかなぁ(^^ゞ
終始自分一人だったので、どんぶりをカウンターに戻す時に話をしてみようとしたら、後客が入ってきてタイミングを逃しました(ノ∀`)アチャー
アクをチャッチャした謎のスタイルや油の正体が気になりましたが、その他は確かな出来の壱系ラーメンでした。あとは雰囲気を何とかしてほしい(@_@)
ご馳走様でした~