Last Updated on 2022年9月12日 by かんりにん
いよいよ静岡遠征最後の目的地(店)は三島の『会心のラーメン 捲り家』さんです。
同行したマイレビさんのクチコミから、伊東・川奈にある六角家姉妹店の吉田家出身とのこと。
昨晩、この吉田家に行く案も出たのですが、日曜午後の東伊豆の渋滞を懸念して見送りに!快晴の日曜午後の伊豆の上り渋滞と言ったら、海ルートも伊豆スカも抜け道がなくてヤバいですし(゚Д゚;)
13時過ぎの入店で先客8、後客5。ラーメンの看板がなければカフェか美容院のような外観に、店内は小綺麗で全体的に明るい雰囲気です。
注文はラーメン並に味玉、お好みはすべてふつう。結局二日目はライスはパスに(^^ゞ
最後は他の皆さんとはちょっと趣向を変えて、海苔増しから味玉に変えてみました。深い理由はなく、ただの気分ですw
厨房はゆとりがある広さでよく見渡せます。麺上げはザルで、リズミカルな湯切り!
スープを炊いている二つの寸胴からは、臭い消しの長ネギが多めに煮込まれているのが判ります。
この二日間は『光蔵』を除いてすべて大寸胴の前をキープ出来て良かった♪
6~7分でカウンター越しに大将からどんぶりをいただきます。
キャベツのかさが思ったよりあったので、スープを馴染ませつつ麺のなかに沈めて後回しにします(これが後で功を奏することに♪)
スープ:
出汁はとんこつ控えめ、鶏ガラが目立つライトタイプ。醤油はかどが丸く、こちらも軽いテイスト。風味の良い鶏油が脇を固めています。
やや醤油感が物足りないながら出汁はしっかり出ていて、こういうスープが一番飲みやすく『レンゲノンストップ』になります!
麺:
カーブが大きい縮れの中太麺は茹で具合ふつうでややモチ。家系麺では珍しく、中華麺らしい匂いがしました。
具:
海苔は割と風味があり、ややケバが目立つながらスープにも強いタイプ。
チャーシューは、六角家からの系譜がよくわかる、典型的なパサチャーシュー。歯ごたえは柔らかく、味付けはややタレが強調されてます。
つづけてほうれん草、有り体にはクタレン草でしたが、青味を残した湯通し加減。キャベツとの兼ね合いのためか、量は少なめです。
そしてトレードマークともいえるキャベツ、他店でもたまにキャベツトッピングを頼むことがあるものの、大抵は軽く湯通ししているので、こちらのような生の刻みキャベツは初めてです。
が、水分が無いのが良いのか、ライトなスープをさらに薄めることもなく、スープに沈めて終盤に掬っていただくと塩加減、しなり具合ともに良好♪
最後に味玉は、タレの味はあまり目立たず、他の具やスープと同化してます。スープと同じタレと思われます。固めにボイスされた白身がアクセントに、黄身は程よく半熟です。
ルーツである六角家の『THE・とんこつ』なワイルドさは一切なく、クリアで臭みの無い、寿々喜家や近藤家に通じる”モダン家系”でした。
店主の歯切れのよい挨拶にホールさんも丁寧な接客で雰囲気の良いお店でした。ご馳走様でした!
これは折りをみて川奈の吉田家さんにも足を運ばなくては!遠くないうちに第二回の遠征ネタになりますね。
この後三島駅で電車組とクルマ組に分かれて解散。皆さま、二日間有難うございました~m(_)m