Last Updated on 2022年9月12日 by かんりにん
今日から一泊二日で、家系ファンのマイレビの皆さんと静岡遠征です!!
6時に上大岡駅へ集合した家系ファンの『3匹のおっさん(ノ∀`)』、快晴の富士山を横目に、最初の訪問は沼津市内の『沼津家』へ。
こちらは先に訪問済のマイレビさんのレビューから『吉村家』出身の方の開業と伺い、これは早いうちに行かなくては!と以前からBMしていましたが、今回未訪のマイレビの皆さんと足並みをそろえて訪問する機会と相成りました。
駄菓子菓子、勇み足というか、渋滞が始まる前に神奈川を出たせいか、11時開店にもかかわらず9時半にお店の前についてしまい、しばらく沼津市内をウロウロして時間を潰すことにw
10時40分過ぎにお店前に到着し、店外で待機。駐車場に車を止めて社外に出ると、醤油にみりんが加わったような、かなり甘い匂いがお店の周辺に漂ってます。
周囲にはほかに飲食店は無いですが、お店からのものなのか、裏にある民家で煮物を作っているのかわからず(。´・ω・)?
ファザードが無くなっていたものの、入り口右側の看板は新しいものでした。
10時50分ころドアを開け、11時に大将の奥様と思しき女性の方から『お待たせしました!』と扉を開けてもらい入店。
こちらは最近あまり見ないプラ券タイプの券売機を使っています。
注文はラーメン並に海苔増し、ライスの黄金コンビ!酒井製麺と聞いていたので、お好みは麺固めで頼みます。
豚骨がグラグラと煮込まれた大寸胴の前に着席!注文を待っている間、三者三様にあちこち店内を無言で見回しています。
『どこの(製麺所の)麺箱か?』『湯切りはザルかテボか?』『寸胴の様子』ほか色々…だいたい見るところは同じですねw
マイレビさんのレビューにもありましたが冷蔵庫の上に酒井製麺の麺箱があったものの、調理の際は段ボールに入った麺をほぐして入れてました。
4~5分ほどでカウンターからドンブリをいただきます。
スープ:
最初に鶏油を一口、旨味があり良好!とんこつ弱め、鶏ガラはやや感じるスープは醤油ダレは強め、ただししょっぱくなるほどではなく出汁に勝っている程度。ライスとの相性は良いタイプ。
やっぱりみりんの甘味は感じませんでした。あれはどこか近所の民家からのものだったのでしょうね。
とにかく出汁が大人しく、醤油ダレが際立っているので、例えると『とんこつ”中華そば”』というフレーズが思いつきました。
麺:
わずかに平打ちっぽい、短めの中太麵は固めでややモチ。ちぢれがあるものの見た目ほどスープの絡みは多くないです。麺量は割と多め。
増田麺や大橋多摩麺の家系麺でも『茹で加減ふつう』だと似たような食感になりますが、固めでこの食感だと、やっぱり酒井麺が有力かと。
具:
チャーシューは系譜らしくスモークながら香りづけ程度のもの、タレの味もあまりなく、サイズも小ぶりで主張はあまりありません。
海苔は風味は控えめながら黒々、ツヤツヤでかなり強いタイプ!スープに浸してライスで”とんこつ海苔巻き”にしようとすると、水分を含んだにもかかわらずメリメリと音がします。こういう海苔は久々です!
クタクタタイプのホウレン草は少な目、弱めであまり目立たず。
開業は2001年かつ吉村家出身ながら、現在の”総本山”吉村家とはまったく別の、もっとオールドスタイルなラーメンです。
スープ、チャーシューの作り方から、かつて地元横須賀に在った同じく吉村家出身、1984年頃開業の『長谷川家』に近いものを感じました。
家系というジャンルがファンに認知される以前の趣が感じられる、『ヴィンテージ家系』といったところでしょうか。
ということで一杯め、ご馳走様でした~
自分としては一店目でいきなり目的のお店を訪問しましたが、まだまだ遠征は続きます!
そしてレビューが遅々として進まず(;^ω^)