Last Updated on 2019年1月20日 by かんりにん
※こちらは現在閉店しています。
本日は北久里浜の 長谷川家 さんに訪問しました。
地元にもかかわらず25年振り!!四半世紀も経ってるとは、久々どころではないですね。
こちらは自分が初めて家系ラーメンを食べたお店です。
当時はまだ家系という括りはあまり認知されてなく、当時友人に連れられて初体験したこちらのラーメンの感想は…
『とてつもなく(とんこつが)臭い!!』
『お冷をがぶ飲みしないと食べ続けられないほどショッパい!!』
『意味不明にアブラが多い、そして冷めないw』
と、それまで地元の”どさんこ大将”や”くるまやラーメン”くらいしか足を運ばなかった自分には衝撃的な食べ物で『これは二度と無理~( ̄ω ̄;)』とギブアップしました(それでも残さず、気合で完食w)。
その割には、その後六角家、本牧家、そして吉村家(新杉田)と、どれも友人に誘われて足を運ぶうちに、”二度と無理”どころか、すっかり家系に馴染んでしまいました。不思議なものですw
前置きが長くなりましたが、随分前に代替わりをした、という話も地元の人から聞いていて、初めて訪問する心構えで行くことにしました。
12時の訪問で先客2、後客8。
注文はラーメン並にライス、そして海苔増しにするか一瞬迷いましたが、ネギ増しに。お好みはすべて普通。
名物といわれる餃子は今回はパス。3個で250円なら頼んでもよかったかな…
店内はとにかく沈黙が支配する独特の雰囲気。
自分も含め、何人かのお客さんには『いらっしゃいませ』の声があったものの、後客の何名かとは、(おそらく常連客と思われますが)お客さんが注文するまで会話無し。距離感にも年季が感じられます。
さて、やっとラーメンの話です。
スープ:
まず豚骨臭は一切なし。豚骨出汁が薄いこともあり、カエシが立ってます。鶏油が層になっているので食べ始めはまろやかながら
だんだん醤油のしょっぱさが目立ってきます。鶏油は風味は無いながら旨味有り。
麺:
家系の標準的な太さといえる増田製麺の中太。固さオーダーをしなかったので少々柔らか目、モチモチ感はあります。
具:
チャーシューはわずかに固さがあるものの、程よい味付けとスモーク感で美味しい!
海苔は風味はあまりありませんが、溶けることなくパリッとしてます。
青菜はオマケ程度であろう、と思ったら想定通り。
追加のネギは大盛りでしたが、デフォルトではスープにネギの姿はほとんど無し。
いきなり全部入れるとスープが冷めるので、1/3づつ2回に分け、残りの1/3はライスへ。
ライスは刻まれたチャーシューつき、海苔巻にもってこいです。
豆板醤とネギ盛りにしていただきます。炊き加減は固すぎず丁度良い塩梅。
感想としては、代替わりをしたこともあり、自分の記憶にあるラーメンとは別物の、豚骨を抑えて食べやすくなっている家系ラーメンでした。
年季はあるけど伝統とは別のもので、昔の思い出にこだわらず、今の代のラーメンを”あるがまま”いただく、のが正しいと思われました。
とはいえ、あの衝撃を受けた25年前のスープは、記憶から去ることなく、自分の”家系の原点”として残ると思います!!御馳走様でした~