Last Updated on 2022年9月24日 by かんりにん
ずいぶん前から食べログでBMしていたまこと家さんに、ようやく行ってきました。
18時というめっちゃ遅い時間帯もあり先客無し、自分としてはランチの入店なのですが世の中的には晩ごはんの時間だし、そりゃそうかw
券売機が無いのを知っていたのですが、つい探してしまいました。
カウンター越しに店員さんにラーメン並、麺かため、そして200円といささか強気の値段ながら国産ホウレン草を。
家系にレンソウは具としてもビジュアルとしても必須でしょう。代わりにライスは無しにしました。
先客が誰もいないので、寸胴の前のアリーナ席へ着席。ラーメンができるまで、げんこつ煮込みを眺めて待ちます。いやぁ、迫力ありますね~。奥ではほかの店員さんが冷凍庫からゲンコツを取り出してました。夜のスープの仕込みでしょうか。
さてレビューです。
・麺は安定の酒井製麺、湯切りもしっかり!
・スープ、色々表現が浮かんできますが、ひとつ言えることは『家系とはこのスープのことだ!』ですね。
わずかな獣臭、トロンとしたとんこつ、しょっぱいカエシ、風味は良いがコッテリ気味の多めの鶏油。正直言ってバランスの悪さは否めないものの、このワイルドさ、プリミティブ感に本牧時代の本牧家、また系統は違うものの、初代の頃の長谷川家を思い出しました。
・オプションの200円ホウレン草は、歯ごたえしっかり、青味バッチリのシャキレンソウ(?)でした。200円の価値はあるな、と納得しました。
・チャーシューは脂身がやや多めに思えたものの、ホロホロ・コッテリで味付けも良く美味しい!
・駄菓子菓子、海苔がシケ気味でおいしくなかった。ここだけ残念…。
・だいぶしょっぱいスープなのでライスはマストですね。帰宅したら晩飯なのでがまんしましたが、失敗した~。マジでライスのサポートは欠かせない!
前述のとおりバランスは良くないのですが、賛否を超えた、『これが家系だ!』と強い存在感と主張のあるスープでした。同じ本牧家系でも、おそらく寿々喜家さん系統の、洗練された家系ラーメンを好む方はあまり受け入れられないかも(もちろんどちらが良い、という話ではなく、好みの話です)。
そして、訪問前の疑問はすべてドンブリの中にあった!
『なぜほうれん草が無く、トッピングでも高いのか?』
→シナシナ・クタクタのホウレン草でなくシャキッとしたほうれん草を提供している!おそらくコストかもしれませんね。とはいえ、少しでもデフォで入れてほしいなぁ~
『なぜ感想で賛否がはっきり分かれているようにみえるのか?』
→万人向けとはあまり言い難い、昔ながらのド豚骨な家系スープを今でも作り続けている!家系本来の”好みの分かれる”部分が残っている、と感じました。
ということで色々と納得しました。とても貴重な、原始の家系の味を継承するお店だったのですね~。
時間を作ってまた行きます。ご馳走様でした。