Last Updated on 2016年4月12日 by かんりにん
Window Home Server 2011+HP ProLiant MicroServerで自宅サーバーを立ててから2年ほど経ちましたが、1年後にはサポート終了となる予定です。
なんか寿命短いな、と思ったものの、よく考えたらリリースは2011年06月だから、なんだかんだでサポート期間は5年弱に設定されていたので、普通ですね。XPが長かったから、短く感じてるだけだな~。
Microsoft Support Lifecycle Window Home Server 2011
Window Home Server 2011はメインストリーム サポート終了日: 2016年4月12日となってます。
何気に扱いやすいOSなので、後継OSが出ないのが残念だけど、ぼちぼち代わりのOSを考えなくちゃね~
自宅サーバーなので、仕事でやってるWindows server 2003(2015年07月サポート終了)のリプレイスに比べたら、気楽なものですw
現在の使用状況をまとめると…
- ディスクは2TBの海門を2本、使用率は40%くらい。データはハンディカムの録画のバックアップとか画像ファイルとかitunesのバックアップとか。
- RAIDは組んでいない。家庭用なので、故障したとき、周囲に自分以外に直せる人がいないので危うさを感じたため。量販店のパソコンサポートで復旧を頼むと、すごい金額になりそうだしw
- で、RAIDの代わりに地味にrobocopyを使って同期w
- パーティションはディスクまるっと一単位にしているので、SMBに対応しているOSなら特に何もせずに、ポンづけマウントできるようにしてる。自分が楽したいのでw
- ファイルシステムはNTFSにしているが、支障が無ければひとまず引き継ぐ。
と、こんな感じ。特にめんどくさいことはやってないつもり・・・。
欲しい機能、求められる(と思われる)機能
この辺は、あればいいな、程度ですがNAS製品で提供されている機能を比較対象にしてみようと思ってます。
- GUIインターフェース、Webでも可
- ファイル同期
- バックアップ、スケジューリング
- 共有フォルダの設定
- ユーザー権限設定
- 上記の理由から、あってもなくてもいいけど、一応ソフトウェアRAID(ミラーリングが出来れば十分)
- オンラインストレージの連携、owncloudあたりを入れられれば。
- DLNA
- プリンタサーバー
- メディアサーバー(自宅の外からアップロード、ダウンロード)
では、代替案は?
1)引き続きWindowsで頑張る?
いまサーバーに搭載しているディスクをそのままマウントできるので、Windowsだと何かと助かりますが、そこそこの出費が避けられないのはやむを得ないところですね~
1.Windows Server 2012 Essentials/エッセンシャル
- ライセンス版ではエントリレベルだけど、それでも家庭用には高い! そりゃ当然ですねw ボーナスで買うなら、サーバーライセンスよりは4Kテレビとかダイソンの掃除機を買いたくなるな!
- 2012からはAD構築、ないし参加が必須の様子なので、そこそこ知識が必要。
- そもそもProLiant MicroServerで動作するのか?も調べる必要がある。
2.Windows Server 2012 Foundation(を、OEMで提供しているサーバーへリプレイス)
いま使っているMicro Serverも順調なので、新しいサーバーを買う必然性が無いところですが、エントリーレベルのサーバーで、Windows Server 2012 Foundationをバンドルしている製品をチラホラ見かけます。
制限事項としてはOEM供給のためライセンス販売はないことと、1プロセッサのみ対応、15CALまでなどなど、ですが、家庭用ならFoundationで十分すぎるでしょ!ということで、案外高コスパが期待できるのではないかと思ってます。
タイムリーなところで、AmazonでProLiant MicroServerでOEMモデルが格安に!せっかくなんでリンク貼りますw
うちの環境だと、Micro Serverがもう一台増えるけど、静かでコンパクトなので、あってもいいかなw
ただ、こちらもAD構築は必要になると思われます(未確認)。
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3.Windows8.1 をサーバー用途にしてみる
個人的には、これはちーと無理めに感じます。
クライアントなのであまり機能面での期待はしにくいかな~。ただ、クライアントOSなので、Window Home Server 2011で課題になったセキュリティソフトへの対応は心配無くなるので、ありといえばアリです(サーバー用途のマシンに、十分なセキュリティ要件を担保できるかどうかはともかく)。
個人的にはライセンスは持ってるので、試しに立ててみるのもいいかもと思ってます。
2)Windows以外のNAS用OSを導入する
BSD、LinuxベースのNAS用OSを導入する
お金はかからない、BSD&Linuxだったら家庭用サーバーでも作る気になれる(要は好みの問題www)
さっと思いついたのは下記の3つ。
1.FreeNAS(BSDベース)
やはり鉄板ですね。
公式サイト
FreeNAS Project
2.NAS4Free(FreeBSDベース)
FreeNASからフォークしたプロジェクトの様子。FreeNASとの機能面、特徴での違いが興味を引きます。
公式サイト
Nas4Free – The Free Network Attached Strage Project
3.Amahi(Fedoraベース)
日本語情報はあまり多くなさそうながら、ネタとしてはいけるかも?クラウドストレージも用意されている様子。
公式サイト
Amahi Home Server – Making Home Networking Simple
おまけ:参考
2013年2月27日 FreeNASとNAS4Freeの比較
ひとまず自宅にまだ使えるHDDがあるので、試しに入れてみるのも一興かなと思ってます。
もうちょっと頑張ってOwnCloudやSparkleShareなどを入れて、個人クラウドとかもいけそう。
あとはpython環境も用意してDropBoxのバックアップをしたり、と。
3)ふつうにBSD、LinuxOSを使ってSMB NASを作る
一番手馴れてはいるけど、いろいろ手間ヒマが必要。まあ職業柄一番手っ取り早いけど。
単純にNASを作るだけなら上記のNAS用OSが早いので、手間をかけるなら『NASの機能も持っている汎用サーバー』というアプローチになるかな、と。
- FreeBSD
- ubuntu
- debian
- CentOS、Scientific Linux
- その他いろいろ。
Windows Server 2012 Foundationも気を引くし、臨時収入があればすぐ買うんだけどな~。
ひとまず、まだ1年ほど時間があるので、暇なときに『Windows以外のNAS用OSを導入』をボチボチ試してみようかと思う今日この頃です。