Last Updated on 2021年7月4日 by かんりにん
某VPSサービスで借りた仮想サーバーでsnmpdを動かしたところ、ログがどこにも出ていなかったのでログ出力設定を追加。
たまたまだと思いつつ、設定状況は環境によって様々だと思うので、ひとまず要点をいろいろと…。
(CentOS Linux release 6.0 (Final)の場合です!)
シチュエーションとしては
- snmpd.logが出力されていない場合
- /var/log/messagesに出ているが、ログを分離したい場合
といった環境での設定を前提として。
- 参考ページ
お世話になっております!- Manage of SNMPD
http://www.net-snmp.org/docs/man/snmpd.html - Manage of SNMPCMD
http://www.net-snmp.org/docs/man/snmpcmd.html
オプションについての詳細はこちらを参考にしました。
- Manage of SNMPD
1.デフォルト設定
今回の環境では、以下のsysconfig以下のファイルに設定内容が記載されていた。
- 設定ファイル
conifg:/etc/sysconfig/snmpd
- 設定内容
デフォルトでは以下のようになっている。# snmpd command line options # OPTIONS="-LS0-6d -Lf /dev/null -p /var/run/snmpd.pid"
バージョンによっては/etc/init.d/snmpdの中に書いてあることもある様子だけど
"OPTIONS"で指定するパラメータや引数は変わっていない様子。
2.設定の変更
この設定を以下のように変更~
1)/etc/sysconfig/snmpd
- ログ出力先はsyslogファシリティにて/var/log/snmpd.logへ出力
- ファシリティはlocal4.*
- ログレベルはLOG_NOTICEより上。
- 要求元のIPを記録
上記を踏まえた設定としては…
- /etc/sysconfig/snmpd設定内容
OPTIONS="-Ls4 -Lf /dev/null -p /var/run/snmpd.pid -a"
2)/etc/rsyslog.conf
2-1.syslogファシリティ追加
> local4.* /var/log/snmpd.log
2-2.設定後、rsyslogを再起動。
# /etc/init.d/rsyslog restart Shutting down system logger: [ OK ] Starting system logger: [ OK ]
2-3.snmpd.logの生成を確認
# ll /var/log/snmpd.log -rw------- 1 root root 0 May 31 11:30 /var/log/snmpd.log
3)snmpdを再起動し、ログ出力先の変更を適用
# /etc/init.d/snmpd restart
ログの出力先が/var/log/messagesから/var/log/snmpd.logに変わっているか確認。
# cat /var/log/snmpd.log May 31 11:25:33 localhost snmpd[2552]: NET-SNMP version 5.5
これにて、ひとまず設定OK。
オプションの詳細については、また後日じっくりと(汗