Last Updated on 2016年6月9日 by かんりにん
apache/linux環境でWebDAV環境のセットアップ。
もともとRPM版httpdが入っている環境なので、そのまま利用。
- 参考ページ:お世話になっています!
WebDAVサーバの構築
http://http://kamoland.com/wiki/wiki.cgi?WebDAV%A5%B5%A1%BC%A5%D0%A4%CE%B9%BD%C3%DB
1)ファイル配置ディレクトリ作成 †
クライアントからアクセスするディレクトリはパーミッションと
オーナー権限(httpdの実行ユーザーが読み書きできること)が適切であれば
特に制限は無い様子。
以下はhttpdの実行ユーザーapacheにオーナー権限を合わせている例。
※設定によってはnobodyなどになる場合もあり。
# mkdir /var/www/html/dav # chown apache.apache /var/www/html/dav # chmod 755 /var/www/html/dav
2)ロックファイルディレクトリ作成 †
RPM版のapacheはWebDAV環境が用意されているので、それらを活用する。
- httpd.confから抜粋
<IfModule mod_dav_fs.c> # Location of the WebDAV lock database. DAVLockDB /var/lib/dav/lockdb </IfModule>
ソースからapacheをインストールした環境で別途作成する場合は
/var/lock以下などが適切。
3)apache設定 †
紆余曲折を経て、うまく動作した時の設定。
- httpd.confではなくVirtualHostに設定した際の例。
<IfModule mod_dav_fs.c> DAVLockDB /var/lib/dav/lockdb </IfModule> <IfModule mod_dav.c> DAVMinTimeout 600 Alias /dav /var/www/html/dav <Directory /var/www/html/dav> DAV On AllowOverride None Options None AuthName "WebDAV Dir Auth" AuthType Basic AuthUserFile /etc/httpd/conf/.davpasswd <LimitExcept HEAD OPTIONS> Require valid-user </LimitExcept> Header add MS-Author-Via "WebDAV" </Directory> </IfModule>
- ベーシック認証ファイル設定
ここは通常のベーシック認証としてアカウントを登録する。# htpasswd -c /etc/httpd/conf/.davpasswd USERNAME
→設定変更後、httpdを再起動。
4)動作確認 †
※Windows環境からのアクセスの際の注意事項
WindowsXP SP2以降においてWebDAVリダイレクタの基本認証が回避されてしまうとのこと。
ベーシック認証で先に進めない場合は以下を設定する。
- 参考ページ:お世話になってます!
WebDAV BASIC認証 認証されない
http://nofx2.txt-nifty.com/it/2009/06/webdav-basic-84.html
- レジストリキーの設定
"regedit" レジストリエディタを起動し、以下を設定キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WebClient\Parameters 種類:DWORD値 キー名:UseBasicAuth キー値:1
- URL指定時の注意
1.デスクトップ上 ”マイネットワーク”アイコンをダブルクリック 2.ネットワークプレースの追加 3.”インターネットまたはネットワークのアドレス”欄に http://www.example.com:80/dav もしくは http://www.example.com/dav? と設定する。(:80をつける、もしくは最後に?をつける) 4.BASIC認証用のユーザー名とパスワードを入力する。