harumaki.net

インフラ屋の覚書や、ラーメン食べある記とか。

command メモ 備忘録 運用

[rsync]タイムスタンプについてメモ

投稿日:2009年5月2日

Last Updated on 2020年6月27日 by かんりにん

同期元ホストのディレクトリのタイムスタンプ(last update)を同期先で合わせる場合のちょっとしたメモ。
rsyncを実行するホストがデータの同期元か同期先(バックアップ先)かでオプションが変わる。

1)同期元ホスト→同期先ホスト

同期先のタイムスタンプがrsync実行時の時間にアップデートされていたので
あれ?と思ってman rsyncしたら、そのままでは同期元のディレクトリのタイムスタンプを引き継がないとのことなので、オプション”-t”をつけてrsyncを実行。
普段の運用で本番機からバックアップ機に向けてのrsyncを行うことは無かったので、いままで知らなかった…orz

ファイル転送が終了した時点で更新元のタイムスタンプに置換される
(同期中は転送時点でのタイムスタンプとなっているので、終了後に確認すること)。
ちなみにオプション”-a(アーカイブ)”にも”-t”オプションの実行が含まれるので、-aを追加してもOK

書式

 $ rsync -tvz -e ssh [ローカルの同期元ディレクトリ] user@***.***.***.***:[同期先ディレクトリ]

または

  $ rsync -avz -e ssh [ローカルの同期元ディレクトリ] user@***.***.***.***:[同期先ディレクトリ]
ショボいけど、一応イメージ…
                   オプション"t"をつける!
       ┌──────┐              ┌──────┐
       │            │              │            │
       │            │ コマンド実行 │            │
       │  同期元srv │ →→→→→→ │  同期先srv │
       │            │ ファイル転送 │            │
       │            │              │            │
       └──────┘              └──────┘

2)同期先ホスト→同期元ホストの場合

自分が日常的な作業をしたりバッチジョブを作るときは、大抵こちらのパターン(同期先→同期元)。

書式

 $ rsync -avz -e ssh user@***.***.***.***:[同期元ディレクトリ] [ローカルの同期先ディレクトリ]
またまたショボいけど、イメージ…
               オプション"t"無しで同期OK!
       ┌──────┐              ┌──────┐
       │            │ コマンド実行 │            │
       │            │ ←←←←←← │            │
       │  同期元srv │              │  同期先srv │
       │            │ →→→→→→ │            │
       │            │ ファイル転送 │            │
       └──────┘              └──────┘

-command, メモ, 備忘録, 運用

執筆者:


  1. omote より:

    -a スイッチには -t も含まれていますよ(^^
    以下manの抜粋
    > -a, –archive archive mode; equals -rlptgoD (no -H,-A,-X)

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

[メモ][postfix] インバウンド、アウトバウンドにかかわらずすべてのメールを特定のアカウントに転送する設定

テスト環境でデバッグやテスト時に開発サーバーのMTAから配信されるメールを特定のアドレスに転送させる設定を追加。 目的は、ソース内にハードコーディングされている本番サーバー向けのドメインに、誤ってメー …

no image

[運用] システム監視ツール”monit”を入れてみた(10年ぶりに!)

10年ぶりにmonitを入れてみますた。 常駐型の監視/オペレーションツールで、『プロセスの起動、停止、再起動ができるnagios』のようなもの(?) daemontoolと同様に、指定した条件でプロ …

no image

Open Jtalkを入れてみたのでインストール・環境設定をメモ書き

会社の開発チームから、”音声合成ツールのOpen Jtalkを試したいので、開発サーバーに入れといてくださ~い”との依頼を受けたので、ひとまず動かせるところまでざざっと調べてイ …

canon MP800の電源ボタン修理

Canon PIXUS MP800 の電源ボタンを修理したので、ざっとレポートを書きます。 2005年末に年賀状作成のため購入し、6年ほど使用してきましたが、2年ほど前から、この機種特有の&#8220 …

[AWS]s3fsの最新版を試してみた(s3fs-1.70)

[pukiwiki] 以前バックアップテストにCentOS6.3のAMIを使用したが、s3fsをインストールする際、RPM版fuseのバージョンが2.8.3と古く、これに合わせてs3fsのバージョンも …