Last Updated on 2013年2月1日 by かんりにん
smtp-sink(テスト環境) †
smtpのテストツール。postfixのパッケージに含まれている。
MTA経由でメールやSMTPメッセージを受け取り、そのまま破棄する。
配信数を測定するテストなどで、ローカルにメールファイルを溜めたくない場合などに。
【参照サイト】
お世話になっています。
http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/smtp-sink.1.html
MTAの設定(postfix) †
通常の25ポートで受けたメールやSMTPメッセージを
smtp-sinkで指定したポートへ転送する設定。
以下の例では送信元:example.co.jp、宛先:ローカル(foo.bar.co.jp)の4444番ポートとする。
transportを使用する。
- transport設定
# cd /etc/postfix # vi transport
- 記載内容
メールの送信元ドメイン :宛先ホスト:ポート .example.co.jp :foo.bar.co.jp:4444
- 記載内容
- db作成
# postmap /etc/postfix/transport
- main.cf設定
transport_mapsが指定されていれば変更不要。# vi main.cf
- postfixへ設定適用
# /etc/init.d/postfix reload
または
# postfix reload
コマンドの書式 †
SMTPを待ち受けるIPとポートを指定し、UNIXドメインソケットを使用する。
デーモンでは常駐しないので、バックグラウンドで実行。
# smtp-sink 0.0.0.0:4444 1 &
注意点 †
smtp-sinkで指定したポート宛のメールはmaillogへ出力されない。
smtpの会話を出力したい場合はオプション-vをつける。
# smtp-sink -v 0.0.0.0:4444 1 &
但しオプションをつけただけだと標準出力になるので、リダイレクト先を指定する。
そのほか †
送信元からテストメールやSMTPメッセージを送信する際、
smtp-sinkの指定したポートを直接指定すれば、MTA(postfix)を起動していなくても
自動的に受信/破棄される。