Last Updated on 2013年2月1日 by かんりにん
[pukiwiki]
#topicpath
#contents
*smtp-sink(テスト環境) [#r75f2c04]
smtpのテストツール。postfixのパッケージに含まれている。
MTA経由でメールやSMTPメッセージを受け取り、そのまま破棄する。
配信数を測定するテストなどで、ローカルにメールファイルを溜めたくない場合などに。
【参照サイト】
お世話になっています。
http://www.postfix-jp.info/trans-2.2/jhtml/smtp-sink.1.html
**MTAの設定(postfix) [#a22c77ab]
通常の25ポートで受けたメールやSMTPメッセージを
smtp-sinkで指定したポートへ転送する設定。
以下の例では送信元:example.co.jp、宛先:ローカル(foo.bar.co.jp)の4444番ポートとする。
transportを使用する。
-transport設定
# cd /etc/postfix
# vi transport
–記載内容
メールの送信元ドメイン :宛先ホスト:ポート
.example.co.jp :foo.bar.co.jp:4444
-db作成
# postmap /etc/postfix/transport
-main.cf設定
transport_mapsが指定されていれば変更不要。
# vi main.cf
-postfixへ設定適用
# /etc/init.d/postfix reload
または
# postfix reload
**コマンドの書式 [#df63e2d4]
SMTPを待ち受けるIPとポートを指定し、UNIXドメインソケットを使用する。
デーモンでは常駐しないので、バックグラウンドで実行。
# smtp-sink 0.0.0.0:4444 1 &
**注意点 [#u46b2196]
smtp-sinkで指定したポート宛のメールはmaillogへ出力されない。
smtpの会話を出力したい場合はオプション”-v”をつける。
# smtp-sink -v 0.0.0.0:4444 1 &
但しオプションをつけただけだと標準出力になるので、リダイレクト先を指定する。
**そのほか [#lf9e91e9]
送信元からテストメールやSMTPメッセージを送信する際、
smtp-sinkの指定したポートを直接指定すれば、MTA(postfix)を起動していなくても
自動的に受信/破棄される。
[/pukiwiki]