Last Updated on 2023年5月7日 by かんりにん
アカウントを作ったところで、データベースへログインしてみました。
-参考:お世話になっております!
サンプル・データベースへの接続
インストール直後に、/var/lib/firebird/data/以下にemployee.fdbというサンプルデータベースがあるので、ためしに接続してみます。
1.ログインしてみる
ログインには、コマンドラインツールisql-fbを使用します。
実行すると、
SQL>
というコンソールが出ますので、SQL分を発行します。
– isql起動
$ isql-fb
– データベースファイルアクセス
SQL> connect "/var/lib/firebird/data/employee.fdb" CON> user 'sysdba' CON> password '******'; Database: "/var/lib/firebird/data/employee.fdb", User: sysdba ←DBを指定して認証された場合は左のような表示が。 SQL>
上記にてログイン成功です。
※”CON> “は、SQL文が続いているとみなされた場合に表示されます。\
– パスワードエラーの場合
# isql-fb Use CONNECT or CREATE DATABASE to specify a database SQL> connect "/var/lib/firebird/data/employee.fdb" CON> user 'sysdba' CON> password 'chigau-passwd'; Statement failed, SQLSTATE = 28000 Your user name and password are not defined. Ask your database administrator to set up a Firebird login. SQL>
– データベースを指定せずに、ログインIDとパスワードだけ指定してログインする場合は
以下のような感じで。
$ isql-fb -u sysdba -p ****** Use CONNECT or CREATE DATABASE to specify a database [sql] - 後からデータベースを指定してアクセスします。 [sql] SQL> connect employee; Database: employee, User: sysdba SQL>
-ログアウトする場合は
SQL> quit;
とします。
2.サンプルデーターベースの中身を見てみる
サンプルはテーブルの中身も容易されているので色々遊べるようになってました。
テーブルの表示は普通に”show tables”で。
-テーブル一覧
SQL> show tables; COUNTRY CUSTOMER DEPARTMENT EMPLOYEE EMPLOYEE_PROJECT JOB PROJECT PROJ_DEPT_BUDGET SALARY_HISTORY SALES
-COUNTRYテーブルの中身を見てみる。
SQL> select * from COUNTRY; COUNTRY CURRENCY =============== ========== USA Dollar England Pound Canada CdnDlr Switzerland SFranc Japan Yen Italy Lira France FFranc Germany D-Mark Australia ADollar Hong Kong HKDollar Netherlands Guilder Belgium BFranc Austria Schilling Fiji FDollar
データベース作成
サンプルデータベースに続いて、サンドボックス用のテストDBを作成。
CREATE DATABASEで作成します。
参考:お世話になっております!
Firebird SQL リファレンス:CREATE DATABASE, DROP DATABASE, ALTER DATABASE
書式
CREATE DATABASE ‘データベースファイル名’ USER ‘<ユーザー名>’ PASSWORD ‘<パスワード>’;
データベースのファイル名を指定するときはフルパスで指定する必要があります。
- CREATE DATABASE実行時のオプションを抜粋
ひとまずよく使用されると思われるオプション2つを。- PAGE_SIZE
ページサイズの指定。デフォルト値は4096バイト。 - DEFAULT CHARACTER SET
文字コードの指定。デフォルト値はNONE。
- PAGE_SIZE
書式例
RPM版firebirdの場合は/var/lib/firebird/data以下にファイルを作成するので、以下のような書式に。
CREATE DATABASE "/var/lib/firebird/data/test.fdb" PAGE_SIZE 8192 USER 'testuser' PASSWORD '********';
実行例
上記のような感じで作って見ます。
SQL> CREATE DATABASE "/var/lib/firebird/data/test.fdb" PAGE_SIZE 8192 USER 'testuser' PASSWORD '********';
→プロンプトが戻ってきたらOK。
また、データベース作成時にメタデータとしてシステムテーブルが作成されているので、
以下のSELECT文で中身をチェックすることが可能。
作成後のテーブルチェック
SQL> SELECT * FROM RDB$RELATIONS;
※そこそこのデータ量があるので、中身は割愛w
テーブル作成
ひとまず日本郵便のサイトから郵便番号データをいただいて、テスト用DBに入れてみようと思います。
テーブル作成
SQL> CREATE TABLE postcode ( CON> postalid INTEGER primary key not null, CON> postal7 varchar(8) not null, CON> address varchar(64) not null, CON> pref varchar(8) not null, CON> city varchar(32) not null, CON> flag1 varchar(8) not null, CON> flag2 varchar(8) not null, CON> flag3 varchar(8) not null, CON> flag4 varchar(8) not null, CON> flag5 varchar(8) not null, CON> flag6 varchar(8) not null );
さいごにcommit。
SQL> commit;
つづけてCSVデータをインポート。