harumaki.net

インフラ屋の覚書や、ラーメン食べある記とか。

command GNU/Linux 備忘録

paco(pacKAGE oRGANIZER)

投稿日:2010年10月3日

Last Updated on 2012年1月31日 by かんりにん

概要

アプリケーションをソースからインストールする際に
make install実行時にインストールされるファイルのパスをログ出力する便利ツール。
prefixなどでファイルを配置するディレクトリをカスタマイズする場合など特に重宝する。
またログを元にアンインストールを容易にする。
サーバー環境をソースアーカイブでセットアップすることが多い場合などの管理用に。

インストール手順

GUI環境は無いのでgpacoは無しでインストール

$ wget http://sourceforge.net/projects/paco/files/paco/2.0.8/paco-2.0.8.tar.gz/download
$ tar zxvf paco-2.0.8.tar.gz
$ cd paco-2.0.8
$ ./configure --disable-gpaco
$ make 
$ su -
# make install 

→原則/usr/local以下に配置される。

実行ファイルは/usr/local/bin/以下に。

操作方法

varsion1.*と比較して、よく使用するオプションの指定が少なくなり、操作性が向上した。

1)アプリケーションのインストール

インストールするアプリのディレクトリ内で以下を実行。

# paco -lD make install

2)インストール済みアプリケーションのファイル一覧表示

/var/log/paco以下にインストールログが出力される。
これを確認するだけでOK。

# paco -f <パッケージ名>

3)アプリケーションのアンインストール

ログファイルを元にアンインストールが実施される。

	# paco -r <パッケージ名>

CentOS6.*ではyumリポジトリからざっと入れちゃったので、そもそもソースインストールが不要かと(汗)

-command, GNU/Linux, 備忘録

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

openssh6.1 ソースからのインストール

元々CentOSに入っているopensshから、最新版の機能を試したいので、現在借りているさくらのVPSにソースからインストールをしてみることに。 make installするタイミングで一旦RPM版 …

nagiosgraph/1.install

  nagiosgraphインストールログ † nagiosgraphの導入ログ。 参考資料:nagiosgraph本家サイト http://nagiosgraph.svn.source …

no image

ssh バッチ処理用認証鍵の設定

    バッチ処理用認証鍵の設定 【参照サイト】 お世話になってます。 OpenSSH 日本語マニュアルページ http://www.unixuser.org/~euske/doc/openssh/j …

no image

opensshにてfingerprint確認を省略する設定

サーバー構築中によくある手間として、初めてsshでアクセスするホストから fingerprintの確認ダイアログが出てきてyesする手間があるが、この手間を省略するのに なんかオプションはあるのか探っ …

no image

MailScannerインストール

MailScannerインストール † RHEL4+postfix環境にて、MailScannerを試す。 これでウィルス/スパムを同時にスキャンできる。 【本家サイト】 http:// …