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CentOS GNU/Linux メモ

[メモ]ディレクトリ”/srv”の使いみち

投稿日:2011年11月12日

Last Updated on 2013年8月7日 by かんりにん

WebサーバーやDBサーバーをセットアップする際、RedHat、Fedora、CentOSなどでRPMパッケージでセットアップする場合は
/var/www/var/lib/mysql などあらかじめ用意されたディレクトリを使うことが多いが
apache、mysqlなどをソースから環境構築する場合は自分でデータディレクトリ決めることになる。

たいていの場合は /home 以下に /home/www/htdocs とか /home/db/data とかのディレクトリを作る、あるいは作られていることが多いが、

FHS的に本当にこれで適切か(運用側からは使い勝手がよい部分もありそうだけど…)?
そもそも/homeって本来はユーザー用のディレクトリだよね!
もっと適切な環境設定があるのでは??

とずーっと疑問に思っていたり抵抗感を持っていたが、久々に自分でサーバーを作ることになり、ディレクトリ定義にひとつの答えを(個人的に)出すことにしますた!
その答えとは…

”サービス用のデータはどこに格納するか?”
”↓”
”/srv ディレクトリに置くのが最適解!”

とはいえ、果たしてベストアンサーなのかな?とか、正直”/srv”ってなじみが無いけど、使い道として正しいのかな?
といった疑問に後ろ髪を引かれつつ、今後のファイル配置の際のディレクトリ選定には/srvへのデータ保存を前提にしていこうと考えている今日この頃です。

/srvディレクトリの定義、使い道

アットマークアイティの説明によると、FHS(Filesystem Hierarchy Standard)では以下のような説明となっている。


「/srv/」というディレクトリは、サービスに関するデータを格納するというように
FHS(Filesystem Hierarchy Standard)という規格で標準化されています。
この規格はファイルやディレクトリの用途や位置を定めたものです。

→つまりapacheのDocumentrootやDBサーバーのデータ領域などの格納もOK。
ソースからapacheをインストールした際は、ドキュメントルートを/srv以下に
おいてもOK。

参考:お世話になっております!!
/srv : Data for services provided by this system
設定ファイルや公開ドキュメントの配置を考える(アットマークアイティ)
Understanding the Linux Directory Layout

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